市民参画の農園づくりにむけて食と農の循環プロジェクトをすすめます
神奈川ネットワーク運動・座間市民ネット「食と農の循環プロジェクト」では、今年7~8月、体験農園や農業研修を行い市民援農をコーディネートする、町田市の『NPO 法人たがやす』を視察しました。
また、8月には市独自の農業研修や援農ボランティア育成事業をすすめる、農業振興計画を実践している町田市経済観光部 農業振興課への聞き取りを行いました。
そして、10月に市の産業振興課農政係と今後の都市農業政策について意見交換を行いました。座間市において、農地を貸したい人と借りたい人のマッチングを年 1 回行っていることは分かりました。
市農政係では農地の耕作者を確定していく地域計画 づくりを進めることを農業政策としていますが、市内都市農業の持続、推進を位置付ける農業振興計画等の策定はされていません。
農業者の高齢化等、営農の課題に対して積極的に市民の力を活かしていく方向もうかがえませんでした。
市農政係は農業者の市民援農のニーズは低いととらえています。しかし、昨年の都道府県別作付け延べ面積前年比の平均が-1.3%のところ、神奈川県では 2番目に高い-3.0%の減少率です。
これ以上の農地の減少や耕作放棄地の 増加をとどめられるよう、農のある環境を享受している市民が担える場づくりが必要です。
買い支えるだけでなく、消費者である市民の農への参画が都市農業には重要であるとプロジェクトでは考えています。
プロジェクトでは、来春に向かって農業者と交流しつながりながら、座間の農への市民参画の場、まずはフラワーガーデンをつくっていけるよう活動していきます!!
