座間市民ネット第35回定期総会 講演会「地球を救おう!」

3月22日に座間市民ネットの第35回定期総会を行いました。ネット会員より、多くの質問やご意見をいただき、とても活気のある総会となりました。また、座間市民ネットは新たに1人の運営委員が加わりました。

 

 

総会の前に広島の原爆の被害者二世の方による講演会「地球を救おう!」を開催しました。講師は、山本 緑さん。座間市原爆被災者の会(ひまわり会)、神奈川県原爆被災者の会二世。広島被爆2世の語り部として近郊の小学校などで講演活動を行っていらっしゃいます。ノーベル平和賞を受賞した被団協(日本原水爆彼害者団体協議会)の一員としてノルウェーに渡航されました。

実際に広島で、原爆の被害にあわれた時の山本さんのお母様のお話は、大変多くの人々が被爆にあい、まさに生き地獄といえる悲惨な状況の話でした。それは二度とあってはならないことと強く感じました。

なぜ日本に原爆を落としたのか、なぜ広島と長崎が選ばれたのかというお話は大変興味深いものでした。

戦争が無くならない理由について、89秒間、隣席の人と話し合いました。89秒は世界終末時計だそうです。89秒ではこの話し合いはとても足りませんでした。

地球では、パレスチナ・ガザ地区、スーダン、ウクライナ、シリア、イエメンなどで戦争や紛争が長期化しています。

2023年度には広島市平和教育の独自教材からも「はだしのゲン」が削除されました。戦争を知らない大人、子どものために原爆の怖さを伝え広げていく必要をあらためて感じることができました。

戦争で本当にあったことを今を生きる人々が知ることは、平和へつながると山本さんは強くおっしゃっていました。

大和市小中学校からの講演依頼は数多くあるそうですが、座間市内での講演はまだ1校とのことです。

市内の多くの小中学校で講演が行われ、児童生徒や先生、そして保護者にも山本さんのお話を聞いて欲しいと感じました。

日本が原爆被害国であり、原爆を地球から無くす先導国とならなくてはならないと思います。