学習会 「水の安全」〜PFASによる水の汚染、知っていますか〜 を終えて
5月11日、学習会「水の安全」〜PFASによる水の汚染、知っていますか〜 が神奈川ネットワーク運動県央ブロック、さがみ生活クラブ生協との共催で行われました。
この日は会場の参加者と、zoomの参加者を合わせて40名以上の参加がありました。
はじめに、水の汚染の問題とされているPFAS(有機フッ素化合物)について映像を交え、長瀬さんが講義をしました。
その後に、県央の座間、大和、綾瀬、海老名の順で各地域のPFASに関する現状と課題について発表しました。
そのお話を聞く中で、改めてPFAS発生源と疑われる企業や米軍基地との問題があることが分かりました。ヨーロッパやアメリカではすでに問題になっていてPFASにおいては厳しい基準値となっており、米国では4ナノグラム/1リットルと低い基準値が法律で定められています。一方、日本では仮の設定である暫定目標値の基準であり、しかも50ナノグラム/1リットルと高い基準値となっています。
行政は国の基準に従い対策を行うため、座間市の水道水においては、暫定基準値を超える地下水源は止めて県水使用割合を高め、基準値内での供給を行うことで、問題はないとしています。したがって、市民に分かりやすい丁寧な情報公開を行っていません。また、市民からの原因究明の求めに対しても対応しません。
〜学習会の参加者の感想〜
座間市では、一部水源井戸から暫定基準値を超えるPFOS 、PFOA合算値検出されています。今回県央 各地域の報告により、相模原、綾瀬、大和の地下水からも非常に高い数値が検出されていた事を 知りました。 今後も情報を共有し、原因の究明、健康調査を求める運動が大切だと感じました。(感想おわり)
ユニット座間では「PFAS汚染を考える市民の会」を立ち上げ、市民の方と一緒にPFAS(有機フッ素化合物)の学習会を開くなど、問題に取り組んでいます。
これからも、たくさんの方にこの問題を知っていただき、一緒に考え活動をしていく方を増やして行きます。