電磁波測定会の報告

7月10日木曜日に座間市民ネットでは電磁波測定会を開催しました。この日は初めての方が参加し、主に子どもたちへの電磁波の影響について、心配事などの話題が多くありました。

今、座間市の小中学校ではクロムブックの活用のため、Wi-Fiが常につけられている状態です。座間市民ネットでは、電磁波による子どもたちの体調へのリスクを鑑みて、使わない時はWi-Fiはオフにするよう座間市へ求めています。

今回は、参加者の提案でコンセントの向きによって電磁波の強さに差があるかを実験してみました。

結果は、どちらの向きでもほぼ数値は近く、コンセントはEMF(磁界)が強く数値が出ていて、300〜900mG(ミリガウス)でした。

また、電子レンジで温めた飲み物から電磁波が発せられるのかという実験では、カップに水を入れ、1分間温めてすぐに測りましたが、カップとお湯からは反応はありませんでした。

座間市内の屋外測定では、座間市一丁目のトンネルから西方向の店舗とマンション付近に、基地局が集中している箇所を測定しました。

結果は2μW/㎠を超える電力密度(電磁波の強さを示す数値) を観測しました。

電磁波に毎日繰り返し曝露され続けると、健康に影響が出ることの因果関係は不明と、日本では認められていません。しかし、ヨーロッパを中心に、電磁波の健康影響被害を懸念して予防的措置がとられています。例えばフランスの保育園でのWi-Fi使用が法律で禁止されています。

座間市民ネットでは、これからも測定会を続けていくことで多くの市民に電磁波について気づきのきっかけをつくっていきます。