石けんは子どもの健康と環境を守る

石けんで給食の食器を洗浄することは、座間市民ネットでは、一般質問や、市民事業等で構成される連携組織「コミュニティオプティマム福祉・ユニット座間」との市民提案で長い間提案をしています。

石けんは動植物の油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)等を反応させてつくるだけの単純なものです。一方、合成洗剤は主原料が石油のナフサであり、化学的に合成し、多くが着色料保存料香料等な添加物を加えているため、分解しづらく、アトピーなどの健康被害も生じます。

保育園・小学校給食施設での石けん使用について、石けん使用の方針を持たず、小学校では合成洗剤の範疇である複合石けんが主体です。

座間市民ネットのメンバーは、3月25日に市内で石けん洗浄ではなく米ぬか洗浄をしている麦っこ畑保育園を見学しました。工程は米ぬか水槽から洗浄機なので石けんと同じです。ですが、石けんよりも環境負荷はさらに少なくなります。

 

実際に見学をしたメンバーのレポートがこちらです。

見学のレポートです。

子どもは60人弱、大人は15人。
今日のメニューは、いわし干し混ぜご飯海苔載せ・茹でのらぼう菜の生姜塩味・じゃがいもとキャベツにんじん玉ねぎの重ね煮・わかめとキャベツの味噌汁。

食器は木のお椀と15センチ位少し深さのあるコレール丸皿と手のついたカップです。

油物が無いので、洗いは米のとぎ汁の水槽につけて擦る→お椀と皿は食洗機に入れる、手つきカップは一つひとつ流し水ですすぎ食洗機に入れる。
食洗機は20〜40秒、
→皿とカップは熱風保管庫で一晩、殺菌もできる。
お椀は拭いてしまう。
油物の際は米ぬかを水槽に入れて洗う。
3歳以上は学童の子が作ってくれた竹箸使用。
小さい子はスプーンもあり。