高江 ~森が泣いている~ 上映会をしました。
座間市民ネットでは月1回事務所開放日を設け「まちづくりカフェ」を開催しています。2月13日の「まちづくりカフェ」は沖縄・高江のドキュメンタリー映画を午前と午後2回の上映会を行いました。監督は米軍基地問題を追い、報道されない沖縄辺野古・高江の現状を現地に張り付き撮影し続けている「森の映画社」の藤本幸久さんと影山あさ子さんです。
沖縄県の北部に位置する東村高江は、やんばると呼ばれる亜熱帯森林のなかにあり、この森にしか生息しない固有種、多様な生物種の生育地、生息地となっています。ここには50年以上前から米軍の北部訓練場が置かれており、7800 ヘクタールもの広大な森は軍事目的に使われてきました。そこに約160人の住民が暮らす小さな集落を囲むように新たに6か所の米軍ヘリパッド(ヘリコプター離発着場)建設が2007年に始まりました。建設工事によって広さ3.8ヘクタール、約2万5000本の立木が伐採されました。新たなヘリパッドは、海兵隊の輸送機オスプレイのためのもので、従来のヘリコプターより騒音も墜落の危険性も高まることになります。
映像は建設工事を強行する国に対し、非暴力の抗議として座り込みをする住民の思いを伝えています。「自然豊かな環境を子どもたちに残したい。鳥の声や虫、小川のせせらぎ、風の音に囲まれながら子育てしたい。」という普通の子育て中の家族の日常のくらしに座り込みがあります。
第2の基地県神奈川に住む私たちは、騒音や墜落事故の危険と隣り合わせの日常を強いられています。このことは決して沖縄の問題だけではありません。生活の身近に存在する基地を知る活動を今後も進めていきます。
また、今回参加者から「part1」も観たいとの声があったので次回は「高江 ~森が泣いている~part1」上映会を企画したいと思います。