座間市子ども・子育て会議を傍聴

2014529日、座間市子ども・子育て会議が開催されました。第1回の会議は昨年11月に開催され、今回2回目の会議ではニーズ調査の報告についてコンサルと市担当者から説明がありました。ニーズ調査の結果に対しては、回収率38%を妥当だとする意見がある一方、委員自らが活動する子育てサークルで保護者にアンケートを行った中には、「制度が変わることを知らない。新制度の内容がよく分からない」「ニーズ調査は届いたが重要性を知らなかった。時間がなくて返送しなかった」などの声があったことが報告されました。

 座間市は、当初50%の回収率を目指していました。未就学児用ニーズ調査は昨年1215日から26日に実施され、回収率が低いことから今年210日まで締め切りを延長したものの結果は県内最下位の結果となりました。実施時期が年末の忙しさに加え、新制度への周知不足やニーズ調査の重要性を認識してもらえなかったことがその要因と考えます。また、今後のスケジュールについては、今年度の会議開催予定は4回、次回は計画策定に向けて7月上を予定しているとのことでした。これに対し「4回でこのような重要な計画を決めるのか。会議の開催回数を増やし、しっかり議論していくことが必要ではないか。」等の意見が多くの委員から出されました。市担当者は「必要に応じて」との答弁をしましたが、他市が行っている部会を設けるなどの考えはないようです。

  座間市民ネットでは、この間、新制度の学習会を開催し、子育て中の保護者をはじめ子育て支援に関わる事業者等との意見交換も行ってきました。次回7月の子ども・子育て会議では、具体的な計画づくりに向けた討議となることから、あらためて現場の声を届ける要望書の提出や子育て当事者の会議傍聴を働きかけていきます。

*子ども子育て新制度とは・・・2012年8月に子ども・子育て関連3法が成立。質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供や保育の量的拡大・確保、地域の子育て支援の充実をめざす。

 *子ども子育て会議とは・・・「子ども子育て支援法」により当事者の声を反映するよう設置が努力義務とされ、子ども子育て支援事業計画を策定する。座間市では、15名のメンバーのうち公募3人は保育園・幼稚園の保護者、市民。